日本人として、風呂敷の魅力を伝えていく。

プラスチックごみによる海洋汚染問題とは?

風呂敷についてプラスチックは加工性に優れるとともに、軽量で寿命が長いといった特徴があるため、
私たちの身の回りにあるあらゆる製品に使われていますが、一方で自然環境の中では
分解されにくいという性質も持っています。

この特性により、近年ではプラスチックごみによる環境破壊が問題視されていますが、
中でも深刻化しているのが海洋汚染です。

公益財団法人世界自然保護基金ジャパンによると、世界中の海洋中に存在するプラスチックごみの量は
1億5000万トンにも及ぶそうです。さらには、年間でジャンボジェット5機分の重量に相当する
約800万トンが新たに流入していると言われています。

ペットボトルと環境問題

海洋に流れ出たプラスチックごみは、海洋生物に絡まるなどして傷つけたり、摂取されることで
健康を害したりするとともに、体内に微細なプラスチックを取り込んだ海洋生物を食べることによる
人間への影響も懸念されているのです。

このような背景から、近年では世界中でプラスチックごみの削減に向けた取り組みが活発化していますが、
京都のれん株式会社では「エコイスト風呂敷」という風呂敷を製造販売しています。
こちらは、プラスチック製品を代表するペットボトルをリサイクルした樹脂繊維を99%使用した風呂敷で、
プラスチックごみによる海洋汚染問題の解決に貢献することが可能です。

エコイスト風呂敷の特徴

近年、レジ袋の有料化に伴ってマイバッグを持つ方が増えていますが、化学繊維で作られたバッグが
粗末に扱われて簡単に捨てられてしまっては、かえってプラスチックごみを増やすことになりかねません。

また、近年は新型コロナウイルスの影響から簡単に洗えて感染症対策につながる製品が求められていますが、
このような背景から誕生したのがエコイスト風呂敷です。

エコに風呂敷を活用

京都のれん株式会社が製造しているこちらの風呂敷は、1㎡あたり500mlのペットボトル約4.3本分のペットリサイクル樹脂が使われています。
新たな資源の消費量が最小限に抑えられているため、この風呂敷を普段の生活に取り入れればプラスチックごみの削減に貢献することが可能です。

しかも、この生地は水洗い可能な上に乾きやすい素材となっているので、感染症対策もしやすい仕様となっています。
デザイン性や機能性、耐久性にもこだわって作られているため、自分好みのものを手軽に生活の中に取り入れることができます。

サイズも複数種類展開されているので、包みたいものに合わせてサイズを選ぶことが可能です。
普段の生活に負担をかけることなく環境問題解決に貢献できるので、興味がある方は自身の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。