日本人として、風呂敷の魅力を伝えていく。

ちりめん生地の魅力を歴史から辿る

風呂敷について風呂敷の素材にも使われているちりめん(縮緬)は、絹で平織りされており表面に凹凸しています。
これは右にねじった糸や左にねじった糸を横糸に交互に使用する事で凸凹になっており、
逆に縦糸の方はねじっていないものを使うのが一般的です。

ちりめんの特徴

具体的には織った後に撚りを戻す加工を行って、細かい縮み皺(しぼ)を浮き上がらせていきます。
この素材は元々は絹で行われますが、近年でている安価な風呂敷などは、
絹を使用しないでポリエステルやレーヨンを使うようになっています。

名前の由来になっているのはその凸凹で、表面がちりちりと細かく波打っている所によるものです。
ちりめんは丹後のものが有名で、絹の生産は奈良時代からあったとされていますが、
歴史としては16世紀末に明(今の中国)から入ってきた(更には明の織工が泉州や堺に伝えたという説もある)背景があります。

ただし当時糸の撚りかけや織ったあとの撚りを戻す加工と言った技術がなかったので、
日本に広がるまでは約100年かかっており、江戸時代になって西陣からこの素材の技術を学んだ事によって、発展していきました。

その後明治と大正時代に行われたウィーン万国博覧会の様な博覧会などで
たくさんの受賞を受けており、昭和初期には絹織物の高級ブランドの地位に登りつめました。

現在では高級絹織物が段々と廃れていっており、年間50万反を割るほどと
ピーク時の年間1000万反と比べるとかなりの生産量の低下が懸念されています。

同様に風呂敷の使い方を子や孫に伝えられる事がない点も原因とされています。

風呂敷を伝える